2020/10/16 00:15


日本酒は 主に特定名称種と普通酒に分かれ、特定名称の清酒は 基準により 吟醸酒、純米酒、本醸造酒をいい それぞれ所定の要件に該当するものにその名称を表示することが出来ます。

◆ 純米酒
お米と米麹、水で作られたお酒を「純米酒」と呼びます。
原材料が少ない分、素材本来の持ち味が生かされます。

純米大吟醸酒

よく磨かれた米を低温で長時間発酵させる「吟醸造り」を用いた純米酒です。
吟醸香とよばれる独特のフルーティーな香りが特徴です。
原料:米 米麹 
精米歩合:50%以下

純米吟醸酒

純米大吟醸酒同様、低温、長時間発酵の「吟醸造り」を用いていますが、精米歩合が違い 大吟醸=50%以下に対し、吟醸酒は60%以下となっています。
原料:米 米麹
精米歩合:60%以下

特別純米酒

その名の通り特別な製法で作られたお酒です。原材料によって特徴が変わり、特別純米酒を名乗るには「特別」な理由を表記しなければなりません。
原料:米 米麹
精米歩合:60%以下 または特別な製造方法(要説明表示)

純米酒

原料は、米・米麹ですが 精米歩合に規定がありません。
原料:米 米麹
精米歩合:規定なし

◆ 本醸造酒
お米、米麹に醸造用のアルコールを添加したお酒です。吟醸酒や本醸造酒に使用できる醸造アルコールの重量は、白米の重量の10%以下に制限されます。純米酒にくらべ淡麗な味わいが特徴です。


大吟醸酒

よく磨かれた米を低温で長時間発酵させる「吟醸造り」を用いています。
発酵中の酵母に影響を与え、うまい酒造りを行うために醸造アルコールを使用しています。
原料:米 米麹 醸造アルコール
精米歩合:50%以下


吟醸酒

大吟醸酒同様、低温、長時間発酵の「吟醸造り」を用いていますが
精米歩合が違い 大吟醸=50%以下に対し 吟醸酒は60%以下となっています。
発酵中の酵母に影響を与え、うまい酒造りを行うために醸造アルコールを使用しています。
原料:米 米麹 醸造アルコール
精米歩合:60%以下


特別本醸造酒

特別な製法で作られたお酒です。原材料によって特徴が変わり
特別本醸造酒を名乗るには「特別」な理由を表記しなければなりません。
原料:米 米麹 醸造アルコール
精米歩合:60%以下 または特別な製造方法(要説明表示)


本醸造酒

原料約1トンあたり 120リットル以下の醸造アルコールを使用。
原料:米
精米歩合:70%以下

◆ 精米歩合とは

白米とその玄米に対する重量の割合のことです。精米歩合60%というときには、玄米の表層部を40%削りとることを指します。
米の表層部分には多くの成分が含まれ、清酒製造に必要な成分ではありますが、多すぎると清酒の香りや味に悪影響が出るため、精米によって表層成分を少なくした白米を使用します。

◆ 麹米とは

白米に麹菌を繁殖させたもので、白米のでんぷんを糖化させる米麹の製造に使用する白米です。特定名称の清酒は、麹米の使用割合が15%以上のものに限られます。

◆ 醸造アルコールとは

でんぷん質物や含糖物質を原料として発酵させて蒸留したアルコールをいいます。もろみにアルコールを適量添加すると、香りが高く、すっきりとした味になります。


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上記の特定名称酒に分類されないものを 普通酒(一般酒)といい 日本酒全体の7割を占めてるといわれています。